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信託銀行の基礎知識

信託銀行の役割

信託銀行の役割

信託銀行がとり行う業務は、財産を保有する個人等からその財産権を預かり、それをもとにして運用や管理を行うということで、その役割としては非常に重要なものとなっています。資産の運用や管理について個人の相談に応じることも信託銀行の重要な役割として挙げられますが、信託銀行は個人だけでなく企業の資金調達や工場等建物を建てるための土地を仲介すること等、会社を持つ経営者にとっても欠かせない存在です。


財産を保有する個人に対して信託銀行が担う役割は、大切な財産を委託者から預かり、しかるべき方法で運用または管理をし、得られた利益を定められた受益者に渡すことです。一方で企業に対して信託銀行が担う役割は、会社を運営する上で必要な資金を融資したり、企業年金の制度作りをしたり株主名簿の管理をしたりすることです。


例えば、とある会社が業務の拡大に伴って新しい工場を建設したいと考えたときに、経営者がある程度の知識を持ち合わせていたにしても、やはり社員を抱える会社ですから失敗することのないようにどこにどのような工場を建てたら良いものか専門的な知識と方法を熟知している人が必要となってくるでしょう。そこで専門的にアドバイスをする役割を果たすのが信託銀行です。


また、企業年金の制度作りについても同じようなことが言えます。年金は国が制度を作成するものもありますが、企業年金は働く社員が退職後も豊かな生活を送ることができるように企業自身が仕組みを作っているものです。企業年金の仕組みを作るためにも非常に高度な専門知識を必要とするため、ここでも信託銀行が仕組み作りをサポートすることになります。また、その企業の社員が企業年金の制度に則って会社に預けたお金は、信託銀行が責任を持って管理をするだけでなくそのお金をもとにして運用も行っています。


信託銀行は、一般的な銀行業務に加えてさまざまな役割をもつ信託業務もとり行うため、私たちにとって非常に重要なものであると言うことができそうです。



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